出羽三山

出羽三山を巡られる皆さまへ 〜ご案内〜

出羽三山を巡礼される皆さまへ
〜巡礼時の注意点〜

出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)は、過去・現在・未来をめぐる祈りの山々。
自然に触れ、いのちの源へと還る巡礼の道です。
自然豊かな山々をめぐる旅は心を整え、魂を見つめ直す貴重な体験となります。

その一方で、山岳信仰の道は厳しさも伴います。
安全で心豊かな巡礼となるよう、以下の点にご留意ください。

月山
羽黒山
湯殿山

事前準備と注意事項

巡礼・登拝を安全に行うために
  • 体調管理巡礼は体力が必要です。事前に十分な睡眠を取り、過度な飲酒は避け、体調を万全に整えましょう。
  • 情報収集
    最新のお山の情報をSNS等で確認しましょう。
  • 登山と天候
    月山や湯殿山は本格的な登山道を含み、標高も高いため、急な天候の変化に備えが必要です。雨具・防寒着・登山靴は必須です。天気予報を確認し、無理のないスケジュールで行動してください。
  • 服装と持ち物
    山道では滑りやすい箇所もあるため、歩きやすく、防水性のある靴をおすすめします。調節できる服装、飲料水、軽食、タオルなど各山で必要なものを携行してください。
  • 移動手段について
    公共交通機関は本数が限られているため、事前に時刻表やルートをよく確認してください。車をご利用の方は、駐車場の場所や通行可能時間帯を調べておくことをおすすめします。
  • 宿泊と休憩
    宿坊や山小屋は、事前の予約を推奨しております。十分な休憩をとり、体力と相談しながら無理のない行程を心がけてください。
  • 信仰の場
    出羽三山は信仰の山であり、参拝者や自然への敬意を忘れずにお過ごしください。静かに歩き、ゴミは必ず持ち帰りましょう。

【出羽三山】

真月山・羽黒山・湯殿山 参詣は、お車でも時間を要します。ご予定は計画的に行われることをお勧めいたします。
真田延命院から出羽三山へのアクセスについては、下記をご参照ください

出羽三山 Overview Map
真田延命院から出羽三山全体のMapです
羽黒山 羽黒山 石段
真田延命院から石段を登り羽黒山三神合祭殿へ向かうルート。
羽黒山 車
真田延命院から車で羽黒山三神合祭殿へ向かうルート。
月山 月山8号目(羽黒口)
真田延命院から車で月山8号目へ向かうルート。
月山ペアリフト(姥沢口)
真田延命院から車で姥沢駐車場へ向かうルート。
湯殿山 湯殿山
真田延命院から湯殿山へのルート

出羽三山 最新情報のご確認

出羽三山参拝の際は、最新の情報として下記HPまたはSNSを参照することをお勧め致します。
神社の祭事や開山状況に加え、周辺地域の観光・交通情報など、目的に合わせてご利用ください。

出羽三山神社HP 出羽三山神社HP
神社の祭事、開山状況、御祈祷の時間など、神社に直接関わる最新のお知らせが掲載されています。
出羽三山神社SNS 出羽三山神社Instagram /
出羽三山神社X
境内の様子や季節の風景など、現地の新しい情報を写真や動画で確認できます。
羽黒町観光協会 羽黒町観光協会HP /
羽黒町観光協会facebook
出羽三山のみならず、周辺の観光施設、宿泊、交通など、地域全体の観光に関わる幅広い情報が掲載されています。

【羽黒山】

杉並木の深い緑、肌をなでる清冽な風。ただ、そこに在る、その潔さは、羽黒山が教えてくれる祈りの形です。余計な気負い削ぎ落とし、静かにその場の空気に溶け込むような『羽黒山との向き合い方』をまとめました。

石段参道

羽黒山は山頂まで車で向かうこともできますが、この山が持つ空気の密度を肌で感じるなら、麓の随神門ずいしんもんから2,446段の石段を辿るルートがおすすめです。一歩ずつ高度を上げるごとに、自分の中の感覚が癒され、落ち着いていく。そんな変化を味わうのも、この場所ならではの過ごし方です。

1.随神門

門をくぐり石段を下ることは、現世を離れ、神域へ入ることを意味します。軽く一礼し、心の雑念を外に置く意識で進みましょう。

2.祓川・須賀の滝を望む

かつてこの道を進む巡礼者たちはこの川で身を清めました。水は清めの象徴。傍らの「須賀の滝」を眺め、呼吸を整え、歩みをゆるめまてみましょう。

3.羽黒山五重塔

杉木立の中に佇む姿は、自然と信仰が融合した美しさ。ここでは騒音を立てず、この場所がたたえる空気を感じてみましょう。

4.杉並木の石段(2446段)

修験の道。足元を確かめ、一定のリズムで歩いてみましょう。

5.一の坂・二の坂・三の坂

二の坂(油溢し)は最大の難所ですが、ここを越えることで、心と足取りが自然に調い、歩みの意味が深まります。途中、「二の坂茶屋」で庄内平野を眺めながら一息つくのも、古くからの参拝者の楽しみです。

信仰的に美しい主な見どころ

杉並木:年輪の呼吸

常に新しく、けれど途切れることなく続いてきた命の積み重なり。見上げるほどに高い梢からは、個人の一生を遥かに超えた、圧倒的な時間の厚みが立ちのぼっています。

国宝・五重塔:

杉木立の中に佇む姿は、自然と信仰が融合した美しさ。釘を一本も使わず、周囲の巨木と調和するよう建てられています。

爺杉じじすぎ:

樹齢1,000年を超える巨木。この山が刻んできた長い時間と生命力を感じられます。
三神合祭殿さんじんごうさいでん: 山頂にある、三山の神々を併せて祀る巨大な社殿。茅葺き屋根の厚さは2.1mもあり、その重厚さを感じましょう。

野生動物への注意

羽黒山では、蜂などが現れることがあります。香りの強いものや黒い服は避け、鈴や話し声で存在を知らせながら歩きましょう。野生動物を見かけた場合は、近づかず静かに離れてください。

境内について

羽黒山の境内は神聖な場所です。スマートフォンの使用はマナーを守り。大きな声での会話は控えましょう。

【月山】

雲をいただく静かな峰、足もとに広がる高山の草花。
ゆっくりと歩みを進めるほど、広さとやさしさが身に満ちていきます。
日々の重荷をほどき、ただ一歩一歩の足跡を慈しむ——『月山との歩み方』をまとめました。

登山装備と計画

月山は標高が高く、天候の変化が激しい山です。
登山靴・防寒具・雨具を必ずご準備いただき、その他登山に必要な装備を整えましょう。
登山計画を事前に立て、無理のない行程でお進みください。

月山八号目往復ルートについては下記をご参照ください。

登拝期間について

月山本宮の開山期間は例年7月上旬〜9月中旬頃までとなります。
詳しくは出羽三山神社のHPをお確かめ下さい。
月山の登山道も例年7月上旬〜9月中旬頃まで通行期間が限られます(積雪状況により変動)。それ以外の時期は積雪により通行できません。

月山の交通及び情報*外部サイト

出羽三山神社HP 出羽三山神社HP お知らせ
月山ビジターセンター 月山情報 
つるおか観光ナビ 月山登山案内
庄内交通 路線バス「羽黒・月山線」
羽黒町観光協会 月山混雑予想カレンダー

信仰的に美しい主な見どころ

雲と草花に包まれ、ただ歩む。月山は、広さとやさしさに身をゆだねる祈りの山です。

たおやかな稜線りょうせんと雲海

雲をいただく頂で、広がる空と大地のあいだに身を置く感覚。言葉を要さない「受け入れる祈り」が自然と立ち上がります。

弥陀ヶ原みだがはら

水をたたえた湿原に高山植物が息づく浄土の景。歩みをゆるめるほど、いのちの細やかなリズムが胸に満ちていきます。

登拝の道

一歩一歩の積み重ねが、そのまま内面の歩みに重なる道。呼吸を整え、空の広がりに心をほどいていく時間です。

万年雪と生命の対比

真夏でも雪が残る「万年雪」は、月山の厳しい自然の象徴。冷たい雪解け水が、色鮮やかな花々を育む様子は、死と生が隣り合わせにあることの美しさを教えてくれます。

季節のうつろい

雪解け、短い夏、澄んだ秋——移ろいそのものが教え。とどまらない自然の姿に、静かな畏敬が芽生えます。

高山植物の保護

月山は多くの貴重な植物が息づく場所です。登山道以外には立ち入らず、植物を傷つけないようご配慮ください。

弥陀ヶ原からの遥拝

月山山頂までは登山だけでも往復で約5時間〜6時間を要し参拝や休憩を含むとさらに時間を要し、本格的な装備と体力が求められます。もし時間や体力に不安がある場合は、八合目に広がる『弥陀ヶ原みだがはら』から山頂を仰ぐ遥拝をおすすめしています。
山頂へと続く険しい道のりの手前、八合目の大湿原は古くから神域の入り口として尊ばれてきました。湿原を囲む木道を歩いた先には、月山の中宮なかのみやである『御田原神社みだはらじんじゃ』が鎮座しています。
色とりどりの高山植物に囲まれ、湿原の静けさの中で月山を仰ぎ、無理のない歩みで向き合う——穏やかなひとつ参拝のかたちです。

木道が整備され、比較的歩きやすい弥陀ヶ原の詳細は、以下よりご確認ください。

【湯殿山】

湧き出るお湯のぬくもり、大地が放つ圧倒的な生命の鼓動。
飾る言葉を持たないこと。その沈黙こそが、湯殿山が教えてくれる畏怖の形です。
思考を止め、大地のエネルギーを尊ぶ——『湯殿山との向き合い方』をまとめました。

開山期間の確認

湯殿山は冬期閉山となります。例年6月〜10月中旬頃が参拝可能な期間です。詳細は年度により異なりますので、公式情報をご確認ください。

送迎バス

駐車場から山頂近くまで参拝バスが運行していますが、運行期間や時間をご確認ください。
庄内交通 湯殿山】有料道路・参拝バス』 *外部サイト

湯殿山をお参りいただくにあたって

湯殿山は出羽三山のなかでも、最も神聖な「奥の院」とされています。古くより「語るなかれ、聞くなかれ」と戒められてきた聖域であることを念頭に、以下の点にご留意ください。

撮影禁止エリアの遵守

撮影禁止エリアがありますので、現地の案内を必ずご確認ください。

裸足での参拝と身だしなみ

湯殿山神社本宮は、土足厳禁です。脱帽し、裸足でお参りください。

持ち物のすすめ

裸足で御神体を巡った後足を拭くためのタオルを持参することをおすすめします。

心の静寂を大切に

湯殿山一体は神聖な霊域です。神秘の御神体と向き合う時間を大切にお過ごしください。

信仰的に美しい主な見どころ

岩と水が語りかける聖域で、言葉を手放し、ただ感じる。湯殿山は、沈黙そのものを祈りへと変える場所です。

御神体(ごしんたい)

言葉で多くを語らない、岩と湧水の聖域。触れ、感じることでのみ伝わる「生きた信仰」の象徴です。沈黙そのものが礼拝となる場所。

本宮への参道

俗界から神域へと意識がほどけていく道。足音や風の気配が際立ち、心が自然と整っていきます。心はおのずと落ち着いていきます。参拝バスに頼らず歩くことも、この場所を深く感じるためのひとつの選択です。

祓いの場

参拝前に身を清める静かな区画。水と大地に委ねる所作が、内面のざわめきをやさしく鎮めます。

湧き出る温もり

足もとから伝わるぬくもりは、大地の鼓動そのもの。理屈を超えて「受け取る」体験が、ここでの祈りのかたちを教えてくれます。

結びに

霊峰を渡る風、移ろう雲、四季折々の彩り。
出羽三山の美しい情景の中で、皆さまの歩みが安らぎに満ちたものとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。
どうぞ道中ご安全にお過ごしください。

宿坊の体験についてはこちら

宿坊で過ごす時間は、ひとつひとつの営みが、次の扉へとつながっています。

ご縁を感じる体験があれば、ぜひ他のページもご覧ください。

出羽三山詣の宿  
宿坊 真田延命院

手向は古より白装束の参拝者が往来する宿坊街です。

宿坊では参詣される方々へ遠方からご来山される道中の苦労をねぎらい、
出羽三山詣へ真摯に向かうお姿に敬意をこめて、
手厚くおもてなしを行なって参りました。

真田延命院もまた、夏山の季節は、白衣を纏い、
お注連をかけ、三山へお山駆けを行う講の方々で賑わいますが、
一般のお客様もご宿泊頂いております。

代々出羽三山詣の講をお支えしてきた経験を活かし、
宿坊として登山やご参拝についてもご相談を賜ります。

出羽三山詣の宿

宿坊 真田延命院

出羽三山を巡る行は
身体を通して
精神に優しく呼応します
古より受け継がれてきた教えにも
山々での歩みの中にも
日々の暮らしにはない
気づきがあります
ほんのひとときでも
出羽三山に身を置くことで
祖先や家族を想い
自分自身と向き合うことのできる
大切な時間となりますように

石段
羽黒山石段
石段
石段山頂鳥居
石段

詳しくは
こちら

 sanadaenmeiin.jp

 

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